不妊治療を考える フーナー検査
フーナー検査は、女性の頸管粘液と男性の精子との相性を調べる検査です。
膣内に射精された精子は頸管粘液の中に入り、その後子宮に向かいます。
このとき頸管粘液と精子の相性が悪いと精子は動きを妨げられ、不妊の原因となります。
検査は頸管粘液の分泌の多い排卵期のタイミング後に行います。
そのため医師からタイミングの日を指導されます。そして24時間以内に女性が病院へ行き
検査を受けます。
検査では膣内粘液、頸管粘液を採取し、その中の精子の状態(精子の数や運動率)を調べます。
膣内に精子はいるのに子宮内に精子がいない場合は、精子が子宮頸管を通過できていないことが
わかります。
原因としては「抗精子抗体」や「頸管粘液不全」が考えられます。
しかし、もともとの精子の数が少なかったり運動状態が悪いという可能性もありますので
精液検査の結果もふまえて判断されます。
精子の状態は男性の体調によって影響がでるため、数回検査を重ねる必要があります。