不妊治療を考える 2人目不妊②

2人目不妊の場合でも、ひと通り不妊検査を行いますが、一度は妊娠できているので

省いても支障のない検査があります。

例えば、子宮奇形や染色体異常、抗精子抗体については問題がないという判断から、

子宮鏡検査染色体検査抗精子抗体検査などが省かれることもあります。

必ず行っておきたいのは、男性の精液検査です。

精液の状態はそのときどきで変化するので、何らかの異常が見つかることも多いからです。

受診する目安は、ひとりめを出産後、月経が再び始まってから1年以上妊娠の兆候がない

ときです。35歳以上の場合は、早めに受診した方が良いでしょう。

但し、授乳中は不妊治療が出来ないので、ひとりめの卒乳を待ってからにします。

受診の際は、1~2カ月分の基礎体温表を持参すると、検査がスムーズに進められます。

2人目不妊の方も普通の不妊症と同様に、不妊検査やタイミング療法、人工授精などの

治療を行っていきます。

女性の年齢が高い場合や、両側の卵管障害が見つかった場合などは、早めに体外受精を

検討しましょう。