不妊治療を考える 体外受精・顕微授精 ②
体外受精や顕微授精では、採取した精子と卵子を体外で受精させるため、受精を見届けられるという
特徴があります。
これにより、これまでわからなかった不妊の原因が明らかになることもあるのです。
例えば、精子と卵子が結合しにくい受精障害は一般の検査で解明することは難しく、体外受精を行って
初めてわかる場合があります。また、卵管采による卵子のピックアップ障害や卵子の質の低下なども
体外受精を行う過程で判明することも多々あります。
そのため、最近では、一般不妊治療を2年続けた後で検討するという従来の進め方だけではなく、
検査を目的に、半年から1年で体外受精にステップアップするというケースも増えています。