不妊治療を考える 着床障害(子宮内膜が薄い)

子宮内膜は着床後の受精卵を包み込むフカフカのベッドとなる組織で、卵巣内の卵胞が分泌する

卵胞ホルモンの働きで通常、排卵期には10㎜以上の厚さになります。

この子宮内膜の厚さが不十分な場合、着床が起こりにくくなることがあります。

原因には、排卵誘発剤のクロミフェン剤の副作用がありますが、多くは不明です。

卵胞ホルモンの分泌不足流産などの手術の後遺症も考えられています。

治療法としては、ホルモン剤を使って子宮内膜の増殖を促したり、抗生物質で子宮内の炎症を抑えたり

しながら、妊娠をめざすことになります。