不妊治療を考える 着床障害(黄体機能不全)
黄体ホルモンとは、排卵後に卵巣から分泌されるホルモンで、子宮内膜の成熟を促して、
受精卵を着床させやすくします。
この黄体ホルモンの分泌の働きが悪くなることを、黄体機能不全といいます。
黄体ホルモンが少なくなると、子宮内膜が成熟せず、受精卵が着床しづらくなります。
基礎体温表をみると、高温相と低温相の区別がはっきりしない、高温相があっても短い
(9~10日以内)という特徴があります。
治療では黄体ホルモン剤を使ったり、排卵誘発剤であるhCG剤を使って卵巣に働きかけ、
黄体ホルモンの分泌を促します。