不妊治療を考える 晩婚化の影響と高齢妊娠

近年、日本では、少子高齢化が世界でも類を見ないほどのスピードで進んでいます。

女性の高学歴志向や社会への参加が進み、晩婚化とともにキャリアアップを志す女性が

増えて、妊娠・出産年齢もそれに伴い高くなっています。

このようなライフスタイルの変化が、不妊女性を増加させて、治療を困難にしている

いう事実もあるのです。

日本での初婚年齢の高齢化はこの50年間で急速に進みました。

1950年では平均初婚年齢が夫25.9歳、妻23歳であったものが、2000年では夫28.8歳、

妻27歳となり、2016年には夫31.1歳、妻29.4歳と高齢化し続けています。

母親の平均出生時年齢も同様に高齢化が顕著となっています。